極み見聞録

【岩佐 Vol.3】新ブランド『SHINCA』と初直営店でみせる、岩佐の新たな一面

長い歴史の中で時代に呼応しながら主力商品を変化させてきた岩佐ですが、新たなチャレンジは今なお続いています。2017年に岩佐からデビューした『SHINCA(シンカ)』は、パーティーシーンをはじめとする多様なシーンで活躍するバッグをそろえた新ブランドです。ブランド名であるSINCAは “芯華”を意味するとともに、岩佐の企業理念である“進化”と商品の“真価”、3つの意味が込められています。

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洗練されたデザインを厳選の素材で形に

「若い世代がワクワクするようなバッグを届けたい」。SHINCAはそんな想いから生まれた岩佐のオリジナルバッグですが、その華やかで上品な商品は時代を読むデザインと厳選したマテリアルから生まれます。

シーズンやトレンドをベースに“SHINCAらしさ”を反映したデザインを形にするために、生地選びにおいては国内外から取り寄せたトップファブリックを採用しているほか、金具やチェーンといった細部の素材選びにも決して手を抜きません。

こうして出来上がるのは縫い目のないシームレスデザインが優美なクラッチバッグや、きめ細かなサテンにクロスの金具が映えるハンドバッグは、どれもドレスアップの場面にふさわしく、装いを一層華やかに引き立てます。

SHINCAの製作にも生きる、岩佐伝承の技

SHINCAの製作工程でも、草履やフォーマルバッグ作りで培ってきた「貼り合わせ技術」は欠かせません。

生地を裁断しシワなくたるみなく貼り合わせていく繊細な作業と寸分たがわぬ組み立ての技術により生み出される縫い目のない美しいバッグライン。他の商品群と同様、職人が一点一点手間をかけ丁寧に手づくりすることで、型崩れしにくいフォルムと持ち運びに最適な軽量化を実現しています。

岩佐が大切に受け継ぎ守ってきた貼り合わせ技術は、新ブランドの商品づくりにおいても重要な技法として息づいているのです。

スカイオ店は “新しいコミュニケーションの場”

SHINCAブランドのデビューに続き、2018年秋には『なんばスカイオ』へ初の直営店を出店。岩佐の商品はテレビ通販やカタログ、ECサイトといったさまざまなメディアや媒体で幅広く取り扱われていますが、直営店は初の試みです。

場所柄、なんばスカイオ店には外国人のお客様も多く、国内のお客様とは全く異なる新鮮な感性に刺激を受けることも多いそう。和装バッグを彩る菊やボタンといった日本の花、これを織りなす金糸や銀糸の繊細な風合い。岩佐の商品は外国人の方々に“This is Japan”と評され、旅の記念はもちろん自宅のインテリアや装飾品にと喜ばれているそうです。

ブラックフォーマルバッグの業界では広く知られる岩佐ですが、なんばスカイオ店ではこれらの商品は最低限に抑え、新たな一面を発信する場としています。

ラインナップの中心は、従来の文化にとらわれず自分たちの感性で自由に着物を楽しみたい層に向けたカジュアルラインの草履やバッグ、シーンレスをうたうバッグブランドSHINCAなど。感性や感覚を糸口にモノを選ぶ若い世代へのアピールを意識しました。「まだまだこれからですが、新しいコミュニケーションの場として機能しはじめています」。

これまで接点のなかった新たなお客様との出会いを生む場として、また、かねてからのファンの方々に新たな一面に触れてもらう場として。新しい岩佐が凝縮されたなんばスカイオ店が “岩佐のフラッグショップ”となる日も、そう遠くないのかもしれません。

店舗詳細

5F

IWASA

営業時間
10:00~21:00
TEL
06-6626-9183