従来のイメージを覆す新しいスタイルの漢方薬店
漢方薬は、中国の伝統医学である中医学が、5世紀頃に日本に伝わったのがはじまりと言われています。それから日本の気候や風土、日本人の体質に合わせて独自に発展を遂げ、日本の伝統医療となりました。自然界に存在する植物や動物、鉱物などの薬効となる部分を「生薬」と称し、複数を組み合わせてつくられます。例えば、最も馴染みのある「葛根湯」であれば、主薬の葛根(カッコン)をはじめ、麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)で構成されています。
一般的に漢方に抱くイメージというと“苦い、飲みづらい、高い”ではないでしょうか。馴染みがない方にはハードルが高く感じるものです。そのような先入観を良い意味で裏切るのが、ここ KAMPO 煎専堂 光る堂薬店です。本格的な漢方煎じ薬をお洒落なカフェスタイルで、しかもリーズナブルな価格で気軽に試すことができるのです。知識豊富なスタッフが一人ずつ話をじっくり伺い、身体に合う漢方煎じ薬を勧めてくれます。さらにじっくり相談したい方は予約制でカウンセリングルームにてお客様の身体の悩みなどに寄り添い、サポートしています。
健康は毎日の1杯から。漢方を気軽で身近なものに
店内の漢方カフェでは、“漢方を気軽で身近なものに”をコンセプトに、漢方煎薬や健康茶の一包(一杯)を販売し、その場でセルフカフェスタイルで飲むことができます。24種類ある中から体質や症状に合わせて選べる「できたて純漢方」は一包(1杯)一律380円(税抜)なので、初めての方も本格漢方煎薬を気軽に体験できます。漢方薬は本来、何時間もかけて生薬を煮出して作る煎じ薬ですが、これはティーバッグ式漢方で、簡単で便利な“レンジで5分・時短煎じ法”で出来上がり。簡単にその場で豊かな味と香りが体験できるのです。テイクアウトもできるので、いつも飲む一杯の珈琲を漢方煎薬に変えてみるのも良いかもしれません。お家でも続けられるよう、5日分(10包入)などの販売もあります。
体調は日々微妙に変化しています。その日の体調に合わせた一杯で、体の内側から健康美人を目指しませんか。もちろんスタッフがわかりやすく相談に応じてくれるので、安心して試すことができます。
漢方文化を広げるためにスクールをスタート
“みっちー先生”の愛称で親しまれる薬剤師・白石光彦先生のもとには、ダイエットや生活習慣病、アトピー、子宝相談など、体や心のことで気になる方がカウンセリングに訪れます。先生自身も幼少の頃は小児喘息、さらに大人になってからはアトピーで悩み、何度も病院を変えても治らなかったといいます。そこで生活習慣を変え酵素断食を行ったことで好転。腸の大切さに気づくのです。そこで先生は“腸からはじまる健康づくり”をテーマにKAMPO 煎専堂 光る堂薬店の運営をスタートさせました。“酵素断食の伝道師”とも呼ばれ、10,000人もの悩める人たちを指導しています。
先生は著書をはじめ、SNSやYouTube、イベントなどをとおして積極的に情報を発信しています。今、力を入れているのが、漢方に対するハードルを下げ漢方文化を広めるために2019年9月にスタートした「光る堂 漢方スクール」です。白石先生による全6回の授業で、漢方理論、東洋的セルフメディケーション、薬膳、セルフお灸などを学んだ後テストを受け、合格したら漢方養生アンバサダー(民間資格)を取得できます。自身や家族などまわりの人を漢方の智恵でケアできる役目を目指します。
KAMPO 煎専堂 光る堂薬店に一度訪れると、漢方が意外にも身近であると感じ、そして改めて自分の体調やライフスタイルと向き合うことができます。健康な毎日のために“未病”を意識し、病気にならないように心がけてみませんか。